ガス会社選びのポイント

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正しい知識をもって、信頼できるガス会社を選びましょう。

エネルギー自由化を誘い文句に、ガス会社の変更を勧める悪質業者にご注意を!

悪質業社イメージ
規制緩和によってLPガス事業に多数の新規業者が参入した平成9年以降、料金を巡ってお客様と業者との間でトラブルになるケースが増えています。
最初だけ安い料金を提示し、契約期間で縛った後、料金を値上げするケースや、お客様に内訳を開示せず、実は料金内に契約変更を勧める業者への謝礼金分が上乗せされているケース等があり、被害の声も多く聞かれます。

ガス会社によってガスの品質は変わりますか?

ガス燃焼イメージ
日本の家庭用LPガスは、どこでも同じ組成ですから、地域や会社により違いはありません。
「A社のLPガスよりもB社のLPガスの方が良い」とか、「C社の方がよく燃える」というようなことはありません。
ガス会社の優劣や料金の違いは、LPガスの品質によるものではないため、ご自身でガス会社を選ぶ際には、何をポイントとするかが重要となります。
適正なサービスを受けるためにも
信頼できるガス会社をお選びください。

ガス会社を選ぶポイント

安心・安全をお届けしているか

その1:保安体制

LPガスを供給する会社には、法令で定められた保安業務が義務づけられています。

【保安業務】

  • 定期点検・調査(ガス設備が技術上の基準に適合し、安全に使用できる状態か定期的に調べる事)
  • 周知(お客様が安全にガスを使っていただけるように正しい使い方をお知らせする事)
  • 緊急時連絡対応(もしもの時に必ず連絡がとれ、必要な対応が迅速に行える事) など。

これらの業務は、安心・安全のための基本中の基本です。法令基準以上の保安業務に努めているかがポイントです。

その2:ガス切れゼロの配送体制

LPガスは、容器に充填してお客様宅へ配達するという性質上、ガス切れの事態が起きないよう、その管理が徹底されているか、また、安全に配送し供給されているかがポイントです。
ガスの使用量はお客様ごとに、また季節によっても大きく変わりますから、会社として人員配置のバランスをどのように考えているかで、ガス切れゼロを目指す姿勢が判断できます。

明確な料金を公開しているか

LPガスの料金は、ガス会社により自由に設定されていますが、公開しているところが少ないのが現状です。また、原価も変動しやすく、度々、価格の改定が行われる会社もあります。
HP等で料金を公開している会社は、その内容を確認することをお勧めします。
また自由化の現在、様々な会社がガスを取り扱っています。そもそもどのような会社が運営をしているのか、などもリサーチするとよいでしょう。

くらしのベストパートナー

LPガスの供給には、安心・安全の供給体制、設備工事、修理など幅広いサービスの提供が必須となります。
それらは全て、お客様に快適なくらしをご提供するために当然のこと。
お客様に寄り添い、快適なくらしのお手伝いをいち早くできるかがポイントです。

ガス会社切替の流れ

1)シミュレーションをする

シミュレーション

上の「ガス会社を選ぶポイント」を参考にガス会社を選びます。まずは、現在ご契約のガス会社のことをインターネットで調べてみてください。今のガス会社に満足であれば変更する必要はありません。ただしお住まいから離れているよりも、近くのガス会社の方がもしものときには安心です。

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2)現在のガス会社との契約を確認する

現在のガス契約の確認

現在契約中のガス会社の契約書の控えなどが手元にあればそれを確認します。解約時の手続きや設備所有権(設備貸与など)、また契約した日付などを確認してください。書類がない場合は、現在のガス会社に問い合わせて再発行を依頼します。契約について不明な点や疑問点、納得できないところがありましたら、新しいガス会社や第三者機関である消費者センターに相談しましょう。

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3)新しいガス会社と打ち合わせをする

新しいガス会社との打ち合わせ

新しいガス会社と契約内容について打ち合わせをします。疑問点などは、このときに確認しておきましょう。

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4)新しいガス会社に契約の申し込みをする

契約申し込み

契約の内容に納得できたら、新しいガス会社と契約を交わします。必要な書類を作成し、必ず控えを受け取りましょう。

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5)工事日などの日程を決めます。

日程を決める

切り替え工事の日程を決めます。通常は現在のガス会社へ解約の通知をしてから切替工事まで1週間ほど間隔を空けます。

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6)現在のガス会社に解約を申し込みます。

解約の申し込み

解約の申し込みはお客様が直接行うのが原則となりますが、新しいガス会社に通知を出してもらう方法もあります。ただしこの場合には現在のガス会社から直接確認の連絡が入りますので、その際には、お客様に間違いなく解約の意思があることを伝える必要があります。

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7)切替工事を行います。

切り替え工事

現在のガス会社が設備を撤去した後に、新しいガス会社が新しい設備を取り付けるのが原則ですが、新しいガス会社が撤去から新設までのすべてを行う場合もあります。切替工事のときに供給開始時点検を行いますので、通常はお客様の立ち会いが必要となります。

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8)旧ガス会社に最後のガス料金の精算をします。

ガス料金の精算

旧ガス会社への最後のガス代や撤去費用、貸与設備の残価の精算は切替と同時に行うのが原則です。引落しなどで後日精算を行う場合は、解約の通知のときに旧ガス会社と打ち合わせするなどして、トラブルにならないように注意してください。

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9)新しいガス会社からのガスの供給が開始されます。

ガスの供給開始

供給開始時点検調査が完了すると、新しいガス会社からのガスの供給が始まります。

ここが知りたい!

ガス会社の切替には費用がかかりますか?

現在のガス会社との契約書に解約時に精算する費用について定めてある場合には費用が発生することがあります。
費用内訳は撤去にかかる実費と貸与設備がある場合はその残価です。一般的に貸与設備の残価は減価償却の考え方で計算されるため、年数が15年程度で残価はゼロになります。契約内容については現在のガス会社に問い合わせてください。その他にわからないことがありましたら、当社にご相談ください。

ガス会社を切替えた場合の安全面が心配なのですが…

LPガスの販売事業者は、法令で定められた保安業務を行うことになっていますから、法令遵守の会社であれば一定の安全基準は満たしていることになります。
しかし、実際にはそれぞれの会社によって保安体制も異なりますので、新しいガス会社に十分確認する必要があります。

切替工事にかかる時間はどれぐらいですか?

切替工事はガス容器からガスメーターまでを旧業者のものから新業者のものに交換する作業です。家の中の配管などは原則としてそのまま使いますので、通常は3時間程度で終了します。